to my ideal

トミ-の雑感

ちょっとした長い独り言

はてなブログ、久しぶりですね。

書かない間にたくさんいろんなことがありました。書きたいこともたくさんあります。

素敵なことや楽しいことはだれかと共有したいし多くの人の目に触れてほしいので基本的にはTwitterに書き留めておこうかな、と思っているのですが

逆にそうではないこと、不意に誰かを傷つけてしまうかもしれない言葉を

少しだけこの先に綴ろうと思います。

書き始めた今日は大好きな人たちのおめでたい日で、SEVENTEENもカムバティーザーが出たというのに一人だけ鬱々と前に進めないのはちょっぴり寂しいのでここに記して終わろうと思います。イムヨンミンくんについて。

 

私がAB6IXを知ったのは、いつだったかは記憶してません。

多分チームを組むことが発表されたタイミングが本当の本当に最初のことだったと思います。Twitterでも前に言ったことがあったけれど、私はWannaOne活動時、WannaOneをちゃんと見られませんでした。Wanna Oneをちゃんと知ったのは2018年の10月、一目見ただけで好きになってしまうくらい魅力的で輝いていてそれでいて刹那的で、だからこそ3か月後を思えば彼らを見つめることは出来ませんでした。これからの彼らを見つめたいと。その中でもデフィは48の時によく見ていたので知っていてとにかく天才だと、天性のアイドルでアーティストだと確信して疑いませんでした。多くの人がそうであるように、彼の多様な魅力に私もハマっていて、彼のことは一瞬で覚えられました。たぶん、Wanna Oneでも一番惹かれていたのが彼だったのは、そう。だから、デフィがいるから、エビの発表もなんとなく追って見ていたし、でもやっぱりAB6IXのイメージはそんな「デフィのいるグループ」それぐらいにしか捉えてませんでした。

私とAB6IXの本当の出会いは、HappyEndingを買いに行ったHMVの視聴コーナーで、それこそ「デフィのところだ」たったそんな気持ちで、それだけの気持ちで、なんとなくヘッドフォンを取った時に私はAB6IXと出会いました。1曲目BREATHを聴いて天才だと思ったし、この人たちが天才じゃなくて何なんだろうと思いました。お店の片隅でSEVENTEENのCDを手に持ちながら夢中になって聞き入ってる私の姿は少し滑稽だったでしょうが、そんなこと一つも気にならなかったくらい、一瞬でAB6IXの虜になりました。家に帰ってすぐYoutubeを開いて、何度も何度もBREATHとHOLLYWOODのMVを見て、活動のステージを見て、プデュ2のHOLLYWOODを見て、そうしてなんとなく推しも定まって。ふらふらと茶の間してる時に、ちょうど高校時代からの親友が突然ドンヒョン君にハマったことが契機となって私の中でAB6IXの存在が大きくなっていました。ソウルコンに行くかは最後まで悩んだしとにかく彼らの歌をこの耳で聞きたかった。姿を見たかった。でもソウルコンが終わった直後にウジンの手術があって、年末はずっと4人の姿を見続けて、ウジンがいなくても、いないからこそウジンの分まで4人で励んでステージに立つ姿にまた惹かれるようであったし、早く5人での舞台を見たい気持ちがどんどん大きくなってました。ウジンが帰ってきた5NALLYはめちゃくちゃ好きなんだけど、ソロ集だったから5人での姿が見たくてたまらなくなったし、2月の日本でのコンサートが本当に楽しみでした。正直、この時の私は、SEVENTEENのオタクをすることに疲れ切っていて、逃げていたから、余計にそう思っていたのかも、とは思うけれど、でもただこれだけは言えるのは、逃げ場だったかもしれないけれど、彼らの魅力があったからこうなったんだろうな、と。私の中でAB6IXの音楽、存在が生活の支えになっていたことは確実で、だからこそとにかくこの頃の私はAB6IXのコンサートを死ぬほど楽しみにしていた反面、コロナでどうなるのか分からない状況にやきもきしていました。結果告げられたのは延期。残念だったけれど、延期でよかった、会えるんだと、彼らを見届けられるんだと思いました。比較的早い段階で日程は決まって、8月、横浜。これすら開催されるかは不安だったけれど、それでも約束をくれるブランニューに心から感謝したし、早く会いたくて会いたくてたまらなかったです。

 

ここからは最近の話。5月19日、約5か月ぶりのカムバックの知らせが届きました。今回のVIVID絶対1位を取らせてあげたかった。大物のいなくなったTHE SHOWなら絶対にできると思ったし、きっとメンバーたちもこのアルバムに懸ける気持ちは強かったと思います。それは6月2日、収録曲が発表されたときに誰もが思ったはず。デフィの作詞作曲を強みにしていたAB6IXがタイトル曲に選んだのは作詞作曲編曲すべてをZICOが行った曲、「답을 쥐(THE ANSWER)」。恐らく当初はデフィの作った2曲目のVIVIDがタイトル曲になる予定だったのだと思います。それを覆す決断をした人たちの決意の強さが見えた気がして、私はより一層絶対に1位歌手になってほしいと思ってました。THE SHOWだけだなんて言わせない、他の番組でだって絶対に1位を取れると思いました。公開されたティザーは最高、特に戻ってきたウジンが最高で、彼のZICO楽曲との親和性の高さを改めて感じて、VIVIDが最高なアルバムになることを誰もが確信したのが6月3日。

6月4日の昼TwitterのトレンドはK-POPのジャンルで「飲酒運転」だった気がします。何か悪い予感がして開くと「ヨンミン」の文字。最初は理解できませんでした。働かない頭でどこのヨンミンだよ、って思った。私の知ってるヨンミンだった。頭を鈍器でたたかれたような衝撃。俄かに信じがたくて、きっとデマだと信じたかったのに、コンカを開くと「안녕하세요 브랜뉴뮤직입니다.」の文字が並んでいて、ああ、と。本当なんだな、と。1番上にあるヨンミンからの手紙、開くと並ぶ見覚えのある、読みやすくてきれいに並んだ丸文字、だけどいつもよりお茶目さが消えた文字。読みたくなかった。いろんな感情が込み上げてきてどうしようもなかった。悲しみ、怒り、虚しさ。事実を知るたびに擁護なんて出来る話じゃなくて、ただの1ファン、それも茶の間を抜け出しただけのような私に出来ることなんて1つもあるわけなくて、こんなことでAB6IXとイムヨンミンの名前が世間に知られることが嫌で嫌でたまらなかった。いつの日かオタクが許しても世間が許すはずは絶対にない。彼の活動休止を受けて、ただ、でも、世間が落ち着いたときに、絶対に戻ってきてくれないと彼の一連のことを許せる気持ちではなかったです。だから、一旦AB6IXのイムヨンミンであることから逃げてくれればいいとそう切実に思いました。そんな簡単な話ではないけれど、兵役に逃げてくれればいいと思った。大韓民国の男子として立派にを果たしてくる、反省する、世間からのバッシングを和らげるのにはそれも手なんじゃないかと思いました。甘いんだろうな、ファンとしてどうしてもアイドルに対してこの考えをしてしまうのは甘いんだろうな。それでもウンイが兵役に行くまでに帰ってきてくれればいいと思ったし、2年かかっても5人でいる姿が見たいと思った。そう願うことしか出来なかった。

でもコンカにはヨンミンへの脱退要求が溢れかえっていて、嫌な予感しかしなかった。それこそ、彼に希望のひとかけらも見せないような酷い言葉で溢れかえっていた。それでも彼は帰ってくると信じていたし、帰ってこなければ許せないとすら思っていた。

 

これは、この記事を書きだした日のことですね。

6月8日、奇しくもVIVID当初の発売日。ヨンミンの脱退が発表された日。

私は幸せな気持ちでE'LASTのデビューショーケースを見ていて、Twitterで呟いていたんですが、フォロワーが「うそでしょ」とだけ呟いていて、まさか、と思った。そのフォロワーとはエビズのことでよく盛り上がっていたし、日付的にも可能性はあると思って。でもはじめTwitterで検索したときは出てこなくて、探せなくて、何か他グルのことかなとやり過ごしたけど、やっぱり悪い予感は消えなくてしばらくしたらトレンドには「ヨンミン」の文字が上がっていた。「なんで今日なの」ってすごくすごく思った。だって、VIVIDの発売日にそんな、そんなことってある?本当は最高に幸せだったはずの日。AB6IXとABNEWが一緒になってお祝いをしていた日。

 

誰のせいでもなく、ただひたすらにヨンミンの責任で、ヨンミンが悪かったということは頭の中で理解していても、そこまで至ってほしくなかった。でもいろんな人の意見を目にして、特に韓国国内の世論、第三者の目から見れば、これが妥当な判断だということはよくわかった。いや、分かったふりをした。そして、これが彼にとって弟たちにできる最後の最後の思いやりだったのかもしれないとも。

 

このヨンミンの一連のことを通して、この期間ずっと考えていたことは「ヨンミンにとってのAB6IXってなんだったの?」ということ。JYPからRBWに移って、そしてブランニューから挑戦したプデュ、ドンヒョンと組んだMXM、デフィとウジンが帰ってきてウンくんが合流してようやく掴んだグループデビューをしたのは約1年前のこと。怪我でウジンが離脱していて、久しぶりの5人万全の状態でのカムバ、ZICOがタイトル曲を書いたアルバム、コロナのせいで中断しているとはいえ世界中でABNEWが待っていた開催中のワールドツアー、デビュー日にABNEWに書いた手紙、ヨンミンはお酒を飲んだ時に一つも頭に浮かばなかったんだろうか。そんなことばかり思い浮かんでは泣いて、毎日を過ごしていたように思います。他の誰でもなく、これが「AB6IXのリーダーイムヨンミン」のやったことだったから。1番しっかりしていてほしい人だったと、

コロナなんてなければよかったとこの時ほど思ったことはなかったです。コロナなんてなければワールドツアーが延期になることはなかった。VIVIDの発売もきっともっと早かったし、いづれどこかでボロが出るかもしれないことはわかっていても、問題の先送りでしかないかもしれないけれど、たぶん、ヨンミンが飲酒運転する事実は避けられた。コロナなんてなければ、コロナさえなければ、私たちは幸せに出会えていて、その幸せはこれからも続いていたんじゃないかと思っている。というか絶対そうだったと思います。

 

脱退発表から三日ほど経ったころかなあ、もう一度彼から贈られた二つの手紙を読み返していて、活動休止のときに出された手紙に涙の跡と葛藤の跡があることにその時ようやく気付きました。ああ、彼はどれだけ苦しんでいるのだろうかと。そしてもう一度読み返した彼からの1周年の手紙は、ちょうど事が起きた一週間前の日付だとそこで気付きました。本当に活動休止と脱退に心がやられていて、冷静な判断ができなくなっていたのだなとも思ったけれど、それよりもなによりも、やっぱり1週間前にはこんなに幸せをABNEWにくれていたのに、と。日付が変わって深夜にあの手紙をあげてくれたヨンミンを信じたかった。外野がギャーギャー言っているヨンミンの姿なんかじゃなくて、本当のヨンミンの姿がどんなものなのかなんてオタクには何一つとしてわからないことだけれど、ただ、私が見てきた、ABNEWが信じてきたイムヨンミンその姿だけを信じたかったと改めて思ったし、問題を起こして、私たちには何の挨拶もしないで、姿を見せないで去っていかないでほしかった。そう願ってても私が何を言ってもむなしいだけで、アイドルとオタクの関係性の無力さを改めて実感させられました。1周年の手紙の最後、「これからもず~~~っと一緒にいようね」だったことが余計につらかった。それがたった2週間後には一緒にいられなくなるなんて、誰一人として想像できなかったこと。

 

そんな中で久しぶりの4人は出勤で元気な姿を見せてくれて。気丈に振る舞ってくれていた姿にこの4人の決心を無駄にしてはいけないと思ったのに、その日ピョルジャリ歌うし…ただ聴きながら4人の姿を見ながら泣くしかできなくて。いつもはちょっと甘えたのウン君が弟たちを支えるヒョンの顔をして優しく微笑んでいて、ドンヒョンはウンくんとともに責任感の強いふたりの弟を見守るような表情ででも時折涙をこらえているように目を開く姿も見えて、ヨンミンのパートを歌わず悔しそうな寂しそうな苦しそうな表情を浮かべるウジンがいて、いつも以上に明るい表情で笑顔で仕草で歌ってヨンミンのラップをやっているデフィがいて、歌詞も相まって、本当にただただ悲しくて苦しくてやりきれない思いばかりが募っていた。どんなオタクよりもつらくてきつくて彼の決心に対して様々なことを考えたのはほかでもない彼らで、一体どんな思いでそこに立っているのか、歌っているのか、この曲を歌うことを決めたのか、計り知れないほどのものと1番戦っていたのは残された4人の弟たちだ。

この歌詞と曲を書いたのはドンヒョンで、彼はメンバーの中で誰よりもヨンミンと長くて濃い時間を過ごしたことは間違いなくて、だから、やさしく微笑むドンヒョンを見ているだけで、思うだけで、涙が止まらなくて、この日の彼らの笑顔は何よりも綺麗で儚くて苦しくて美しくて悲しい笑顔でした。


AB6IX - 별자리

 

さて、この記事を書き始めたときから大分時間が経ってしまって、アルバムの再発売日も決まりました。刻々と時間が過ぎていく中で、きっと私は4人のAB6IXに慣れていくでしょうし、おそらく受け入れていくと思います。今ですら少しずつ受け入れ始めている自分がいるのも事実。でもいつもきっとどこかで過ってしまう。「ここにヨンミンがいたらどんなステージだっただろう」と。

CDのヨンミンの音声はすべて消されたんだろうか、CDもファンクラブキットも廃棄なんてしなくてよかったのに。ヨンミンの脱退前に収録された番組は不自然にヨンミンだけが切り取られていて、それだけならまだ良かった。5人でステージの収録をしたものの準備風景は恐らく4人で撮り直しさせられている番組もあった。ウジンの表情を見ていると苦しくて苦しくて仕方なかった。奇しくも共演にプデュ時代に彼らがお世話になったチータ先生との共演だったのも心にくるものがあった。ヨンミンのパートで彼が映らない分映される共演者や観客たち、チータ先生の表情は優しくてどこか誇らしげに見えて、誰もこの時はこんなこと予想していなかったって思うと、ああ、やっぱり脱退から2週間経って慣れてきたつもりでも心の中で無理をしているだけなのねと思ってしまったなあということが正直なところ。でも、5人で最初で最後のRedUp、聴けて良かったよ。そしてこんな状況になってひとつ改めて気付かされたのは、ヨンミンはいつも一番メンバーが見える端のところにいたんだね。位置が決まっている時以外でもいつでも一番外側にいたんだとこうなって初めてあなたのそんな優しいところを見つけてしまうのが悔しい。

 

やっぱり舞台の上で5人そろっている姿を見たかったし、遅くないからいつでも戻ってきてほしい。だけど、覚悟を決めた4人の姿は応援していきたいから後ろを見ずに前を見て4人を追っていこうと思ってもいる。7月と8月の日本公演は中止になった。それは覚悟していたし、今の4人の状況を鑑みれば6月29日のカムバから7月6日、7日に日本公演をやるのはコロナがなくても公演内容、立ち位置全部変えて行うのは無理だし、そもそも入国できない状況だから仕方ない気もする。6月始まってから4人はもうずっときっと心が休まることなんてなかっただろうし、VIVIDの活動が終わったら自分たちのためだけの時間を作ってほしいな、と思っている。そしてこんな状況だからこそVIVIDでAB6IXとして1位を取ってほしいし取らせてあげたい。そんな気持ち。ヨンミンも1位のその場にいてほしかったな。

 

私はヨンミンペンじゃないから、今割と落ち着いて4人を見られるのかもしれない。私の友達は初めてK-POPで好きになったのがヨンミンで、もう、しばらくは見たくないと言っていたけれど当たり前だと思う。私、これがウンくんがもしなにかあったらどう思うんだろうか。ウンくんに限ってそんなこと想像するほうが難しいけれど、戻ってこない悲しみは計り知れない。長年オタクをやっているし、真剣に追っていたものにインディーズバンドがあるから突然の脱退や解散には普通の人よりは慣れている方だ、というか多分私は切り替えが早いタイプだとは思う。それでも自分の推しだったら?想像したくもない、したくもないことがヨンミンペンには降りかかっている。高校時代からの親友なのになんて声をかければいいかわからなくて私は正直彼女に対して押し黙ることしかできなかった。

 

ウンくん無理しないかなあとちょっぴり思う。もともと末っ子の甘えたさんだけど、だけど、頼れるヒョンでいようと頑張らないで気張らないでいてほしい。ウンくんの柔らかくて優しい空気がきっと弟たちの支えになるから。甘えん坊だけど元よりしっかりしていて物事をきちんと捉えて考えられる人だからこそ、気負い過ぎないでいてほしいなと思う。AB6IXにはお兄ちゃんみたいな真ん中っこのドンヒョンくんがいて、やさしくてちょっぴりシャイなウジンくんがいて、しっかり者でちょっと頑張りすぎ屋さんのマンネがいて、そんな3人の弟たちがいるから、ウンくんはウンくんのままでいてほしい。ウンくんもドンヒョンもウジンくんもデフィも、みんな頑張りすぎて無理してしまう4人だから、少し心配だけど、AB6IX花道だけを歩いてほしい。

 

いつか5人でのステージを見られることを心の中では期待して、4人とヨンミンが幸せに過ごせることだけを願って、長い長い独り言を終えようと思います。イエッピたち400日おめでとう。