to my ideal

トミ-の雑感

韓国に飛びたい話



「……申し訳ありません、今日って何日でしょうか?」

「……………………へ?」

 

ソウルコン当日編、始まります。

 

 

〜第2章・コンサートに無事行きたい編〜

登場人物

トミ-

幼少の頃から自動ドアに挟まれがちな人生を送る。小学生の頃にぶつけすぎてダメージを受けたことにより鍛え上げられたトミ-の右足の小指はローファー2足を含む計6足のに穴を開けるほどの力を持つ。

 

はぬ

久しぶりにジョングクのセンイルカップホルダー回ったらマスターがさらに増えてて辟易してたゼニガメ。最近居住地近くのミニストップが潰れたらしい。県内格差。

 

特別出演・さんりちゃん

さっき画像整理してたら何故かプレビューDKが5枚もあって疑問に思ったけどさんりちゃんが私のスマホにめっちゃ保存してたの思い出した。私容量全然ないんだってば。

 

 

さて時刻は朝の7時過ぎ。トートバッグ1つ。よもやこれから韓国に行く人間とは思えないほどの身軽さで、出発直前にプロテインでお腹を満たした私は元気に「いってきます」と玄関を出た。とりあえずもう、帰ってきたら怒られようネ。巻き込まれる兄ゴメンゴ。

オレンジ色の電車に揺られながら、ああ今日はもうソウルコンなんだ…とドキドキが止まらなかった反面、夢見心地であった。なんせ私の現在地は当日にも関わらず未だ"Saitama, JAPAN"なのだ。うわダッセェ〜!実感が湧かなさすぎてこれから行くの幕張だっけ?という錯覚にすら陥る。いつもなら成田行くの日暮里乗り換えなのに東松戸で乗り換えだから余計もう全然実感湧かないし。え、めっちゃウケるなにこれマジでこれ成田着くの?つかこれ書いてて私身バレ平気?私の地元が分かった人はマシュマロまでお願いしますね。なお、はぬとんゆには参加権ありません。

無事に乗った京成でパラッとTwitterを開いたらなんか1曲分かってしまったネタバレ絶許マン。エッ無理。前日目にしてしまった1曲と合わせてつい涙を流し胸が詰まりはぬちゃんに慰められ、そのついでみたいにウォヌソク100あるからなって言われてヴァ?????した。むりウォヌソクちゃん好き。(語彙力:-1996071719970218)

 

さあ成田に着いたぞ!と私は改札を足早にチェックインカウンターへと向かった。うんそう、若干省略したけど足早に。

少し人集った列。目の前の3人組大学生男の子たち(たぶん年下)は初めて韓国に行くようでめちゃくちゃ可愛かったし、あのめっちゃキムドワン激似の男の子がいた。日本人だけど。yellowのジフンさん観てくれよな、キムドワンがイケメンでイセジンがただただ可愛いだけのドラマだ。そんな中ようやく自分の番が巡ってきて意気揚々とパスポートと予約確認書を出す私。対するはパソコンとにらめっこするグランドスタッフさん。

しばらくして彼女は申し訳なさそうに口を開いた。「あの、今日9月1日ですよね?」何を言い出したのかと思った。「ええ、まあ」何故そんなことを?と訝る私は次の瞬間とんでもない言葉を聞いた。

 

 

ご予約日が9月8日でして

 

 

 

………………………………は?

 

 

開いた口が塞がらないとは正にこのことか。えっなにまさか私今日のフライト取ってないの?え、無理どうしよう。彼女を見つめた。苦虫を噛み潰したような顔で微笑まれた。

「あ、そうなんですね〜ハハッ分かりました〜」もうそう言うしかない。乾いた笑いを残し足早にカウンターを去った。またいつか会おうなキムドワン。

即座に乗るはずだった便を調べる。が、完売。そりゃそうだよねあの会社直前でバカ安くなるもん。即座にサイネージを確認し、同じ時刻に出るはずのジンエアーを見たがそもそもページが出ない。え〜〜〜っ!まじぃ〜〜〜〜〜?した。ウエハラジュンになった。ちなみに日プはひとつも見ていないけど割と真剣に潤くんが1pickだよ。ウエハラジュンデビューハジャ!

話を戻す。やばいやばいまずいどうしよう間に合わない、そう焦っていた私はここでようやくスカイスキャナーを開くと、そこにはまだ空席のチェジュ航空の文字。予定は30分ずつずれるが走ればいけるかもしれない。いや、行ける。高校時代学校中を走り回っただろうトミー?マンドリン部室のある第3校舎から教官室に行って用事を済ませた後に3年の教室にまた走り生徒会室行ってからの進路室行って会議室からの社会科教務室行って穣を探し回っただろう?そう思って即座にクレジットカード決済を済ませ、「やっば飛行機乗れない」ってツイートして5秒でツイ消しした。てかごめんさっき超話盛った。松崎先生探して走ったけどこれ思い出したのは今ですごめんなさいすみませんでしたすぐに話を大きくするね。ちなみにこの時無駄金がかかることにもはや迷いはなかった。成田まで来てしまったのだ。腹を括った。なお自宅からたかが1時間半、最寄りからは1時間強だろとかいうツッコミはこの場では不要だ。あと一瞬家帰ろうかな今帰れば怒られもせんしなって思ったことも秘密だ。はぬりんごめん。

 

さてしかし困ったのだ。チェジュ航空のチェックインカウンターが見つからない。目の前のデジタルサイネージにはチェジュ航空のCの最初のカールすら見当たらない。Google検索で世界を見る(ff.今宵月が見えずとも)。奴は第3ターミナルにいた。今いるのは第2ターミナル。てか第3ターミナルってどこから行くの。

外に出てようやく見つけた第3ターミナルまでの看板が言うにはここから約650m先に彼はいるらしい。私の1000mのベストタイムは3:52(言うほど速くねえな)、100mは17.2(おせぇな)、50mは8.2(遅いし何故100で倍以上のタイムなのか)。単純計算で体力の衰えも考慮すれば3分で着く。ちなみに私は中学時代陸上部に入らなかったことを死ぬほど後悔してる。バド部で主要な関節という関節を壊した。(知らんがな)

 

TMI多すぎない?だからTMIって言うんだけど、ここまで2291文字です。(残り3017字)

 

結局3分半で第3ターミナルに着いたのだが、人間ってのは焦るのは本当に良くないのだろう。ダッシュして並んだカウンターは別便のチェックインをしていた。しかもここ並んでる時に隣の列のウェイ♂共におかめ納豆って言われた。まじXXスした(自主規制)。直前までメイクしたくなかったから日焼け止めしか塗ってなかったし言いたいことはめちゃ分かるので余計に腹たった。クソ。で、素直に並び直した。もうまぢむりマリカしよ。私マイメロになりたい。そんなことを考えているとアナウンスがかかった。

 

『……航空、11:20の便は30分遅れて出発致します。ご搭乗のお客様は……』

 

 

………………………………は?(本日2度目)

 


えっ待って今どこ航空って言った?!なんかジェットスターって言った気もチェジュ航空って言った気もする。あと5分くらいしかないのにカウンターのところでずっと立ち往生してる男子大学生たちのせいで全然列進まないしよく見たらおかめ納豆野郎共だしどうすんのほんとこれ。もうまぢむりマリカ(以下略)

半泣きではぬちゃんに爆カトクする。もう死にそうな私。もうやだむりおうち帰ろっかな。いや、行けるかな?行きたいウォヌくんとドギョムくんに会いたいㅠㅠオタク推しに会わないと生きられないㅠㅠそんな感情がぐちゃぐちゃの私を慰めるようにカトクしてくれるはぬちゃん。まじで泣いた。てかめちゃくちゃ可愛い。ほんと可愛いから晒す。大好き。


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さて、結局締切よりも前にチェックインを済ませた。クソ雄共はまだ手こずってた。ざまぁ(性格の悪さが滲み出る)

安心したらお腹が空いた。そういえば今日はプロテインしか飲んでないな、とローソンでオクラのネバネバ低糖質麺を購入し、5分でかき込むとそのまま出国審査へと向かったのだった。なお、低糖質麺にしたことは後々悔やむこととなる。

飛行機に乗った。隣の女の子がiPhone使えなくなってた、「韓国にドコモってあるの〜〜〜?!」うーん、ないと思うよ。Appleショップ行けば?と思いながら寝た。よく寝たな、安定してるしもう上空かなそう思って時計を見ると先程から20分経っていた。でもシートベルトの表示はそのままだ。何故だ。答えは簡単、私たちはまだ陸にいた。まずい。開演間に合うか?しかしここではもうどうにも出来ない。その10分後に漸く離陸した機内で30分仮眠した後にメイクを済ませていると韓国に着いた。ちなみに着陸は予定より早かった。え、いつもそれくらい本気出してもらっていいのに。

シートベルト取っていいと言われた瞬間に席を飛び出した。仁川空港あんなに走ったのこれまでもこれから先もないと思う。ないと願っている。超スピードで入国審査と検疫WiFiの受け取りを済ませ、手持ちが60000₩くらいあったので換金は諦めた。そうしたら私は飛行機を出てから15分後の空港線に乗っていた。1000m3:52が遺憾無く発揮された瞬間である。バド部でフットワーク沢山やってて良かった。え?最近ですか?こないだこるこる流しながら走ったらまさかの1000m4分で走れたけど基本5分強かかりますワ。
ちなみに仁川着いてケータイ開けたらさんりちゃんからの安堵のLINEが入ってて、いつも心配かけてごめん...ありがとう大好き...した。あとあの短時間でツイート見てたさんりちゃん強すぎた。本当にいつも大好きありがとう。

 

空港線からマゴッナルで乗り換えた電車の中で通知が来る。
「ごめん電車逆方向乗って間違えちゃって16:15くらいに着くことになりそうだ、、、、わたしがごめんすぎる、、、、、私が焦ってしまった、、、、」いやはぬちゃん焦らせてごめん〜!!!
「あ、もうちょい早いかもしれんが。16:00過ぎくらい。今汝矣島」えっ待って私もさっき汝矣島出た。銅雀着くよ〜!いまどんじゃく!まさかの同じ電車だった。あまりにも仲良過ぎだろ。

次の駅までお互いの号車たぶんこれだった気がする!と言いながら、高速ターミナルに着いた瞬間に走る俺。自分の言っていた電車と真反対にいることに気づいた。あ、もう電車動いちゃう。一旦ここで入ろう。来る通知。「ごめん!5-3だった!」……………………目の前の表示5-3なんですけど。仲良(((


そんなこんなで車内でグッズとチケットを受け取り、仲良くけーすぽまでダッシュ!途中で妖怪の写真も撮ってくれて色々場所教えてくれてバイバイ!はぬとみ史上最もあっさりとした別れだった。なお本物のはぬちゃんは韓国編ではここでしか出てこない。

はぬちゃんと別れた私はまず荷物を預けるべく、テントへと向かった。そこには恐らく大学生のアルバイト2人。「▽%@원 입니다」うん。値段が聞き取れない。とりあえず50000₩出しといた。
その後荷物と引き換えにステッカーを渡されると思いきやくれない。「응언봉」「ah...?」「봉.라이트」貼られた。整理番号218だった。え、けろぽん持ってなかったらどうすんの。つか凹凸あるので普通に剥がれたんですケドネ。訳はわかめだ。


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その足で向かったCUで常温のお水を1本手に入れ、屋台で凍ったお水を手に入れてからふと気付く私。「お腹空いた…」若干頭がボーッとする。明らかに糖質不足の症状が出始めていた。なんでオクラのネバネバ低糖質麺にしたんだろう私...。手元には水しかない。しかし時刻は16:20。スタンディングの入場開始は15:30だったはず。いいや!このまま乗り切ろう!!ちなみにこんななりして低血圧低血糖で2回くらい救急車乗ってるんですけどねテヘペロ(ノ≧ڡ≦)☆

アドレナリンでカバーできるやろと信じ、入口向かったのだがしかしまだ自分の区域1人も入場してないし前の区域が残ってた。え〜〜〜〜ご飯買えば良かった。お腹すいた。倒れたらどうしよう。そう思いながら自分の列を探していると2人組のお姉さんにいきなり声を掛けられ捲し立てられた。「c구티켓있다?내 A와교환해주세요?????」「......헐?」精一杯の韓国語である。こちとら3時間前まで日本にいたんだよオラッ。てかめちゃめちゃ日本人です!って格好してきたのになんで?むり。

「아ㅏ.....whereufrom?」「アーいるぼん(富)」あ〜言うて隣の人が日本語話してくれた。「チケット、チェンジ、いいですか?」「アー……」多分マスターさん。番号を見た。最後から10番くらい。「ステージ、近い」まあA区だもんね。「ンーアァ...ソーリーチュソンハムニダ」まあ笑顔で断った。つまみ出されたらやだもん、って思ったけどよく考えたら私のチケット名義キムボラムさんだったの冷静にむり。

 

並んでいる間に荷物を整理し、メイクを直そうとした刹那、左手に持っていたカラット棒を物凄い勢いで落としてしまった。割れたんじゃないかという音が鳴った。むり今からライブなんですけどまってむり。高校生2人にめっちゃ心配そうな顔で「ケンチャナヨ〜〜?????」って言われた。齢が5も下の子達にめっちゃ心配された。じゃんねんですね御年22、97年生。「ネ〜ケンチャナヨ〜...」Vライブのミンギュが頭をよぎった。역시김민규야ってコメントしたんだけど역시토미야...小5の時隣の席の幸大くんに「お前って物落として拾った瞬間に物落とすよな」と突っ込まれたことを10年経っても忘れていない。10年経った今でも忘れ物してない?落し物してない?めっちゃ心配だよお前。ってカップル共々いつも心配してくれてありがとう。ヨクシトミヤ。ミアン。

そうこうしているうちに列は動き出し、漸く会場の中へ。(ここでもいろいろあったけどもう疲れたので端折る)

緊張と不安と興奮と期待が入り混ざった高揚感を抱きつついざコンサートへ参らん!続かないかもしれません。(むり)